大容量ゲームが増えてストレージがすぐ一杯になったり、頻繁にロードで待たされたりして困っていませんか。
PS5にSSDを増設することで具体的にどんな不便が解消されるのか、まずは問題点を明確にします。
本記事では容量不足の解消やロード時間短縮、ライブラリ整理や同時インストール数の向上など、導入で期待できる効果を分かりやすく示します。
内蔵と外付けそれぞれの利点比較や選び方の基準、ヒートシンクや耐久性の要点も取り上げます。
実際の動作試験やデータバックアップ方法など、導入後に役立つ実務的な情報も具体例つきで解説します。
結論だけでなく失敗しない選び方と手順を順を追って紹介するので、まずは続きをご覧ください。
PS5SSD増設メリット
PS5にSSDを増設することで得られるメリットは多岐にわたります。
容量や速度といった目に見える改善だけでなく、日常の利便性が大きく向上します。
容量不足解消
最新ゲームは容量が大きく、内蔵ストレージだけではすぐに不足します。
SSDを増設すれば、大作を複数本インストールしておけるため、入れ替えの手間が減ります。
ダウンロード済みのDLCやアップデートも安心して保管できます。
ロード時間短縮
PS5は高速ストレージを前提に設計されており、より高速なSSDを使うとロード体験が改善します。
読み込み時間が短くなることで、ゲームのテンポが良くなり、プレイ中のストレスを減らせます。
特にオープンワールドや頻繁にシーンが切り替わるタイトルでその差を実感しやすいです。
ゲームライブラリ整理
増設したSSDを用途別に使い分けると、ライブラリの整理がしやすくなります。
例えば、頻繁に遊ぶタイトルは内蔵、長期保管や過去作は外付けに移すといった運用が可能です。
- 頻繁に遊ぶタイトル
- 長期保管用コレクション
- マルチプレイ用専用ドライブ
- セーブデータとバックアップの分離
こうした運用により、起動や更新の管理が楽になり、新作をすぐ遊べる状態に保てます。
同時インストール数増加
SSDの容量が増えると、複数タイトルを同時にインストールしておけます。
これにより、プレイしたいゲームを都度ダウンロードし直す手間がなくなります。
プレイするジャンルを切り替える際の待ち時間が減り、フレキシブルに遊べます。
| 容量 | 目安インストール数 |
|---|---|
| 500GB | 2〜4本 |
| 1TB | 4〜8本 |
| 2TB | 8〜16本 |
起動安定化
良質なSSDに換装すると、読み書き時の安定性が向上します。
断続的な読み込み遅延やフレームドロップの発生が減る場合が多いです。
また、温度管理を考えたヒートシンク付きモデルを選ぶと、長時間の安定動作に寄与します。
将来互換性確保
PS5は今後も新しいタイトルやアップデートが続くため、余裕のあるストレージは長期的に有利です。
容量や速度の余裕があれば、将来の大容量アップデートにも対応しやすくなります。
増設しておくことで、買い替え頻度を下げ、結果的にコストパフォーマンスが良くなる場合があります。
内蔵SSDの利点
PS5に内蔵SSDを増設することで得られるメリットを、実務的な視点で分かりやすく解説します。
読み込み速度や動作の安定性、ストレージ管理のしやすさなど、ゲーム体験に直結するポイントを中心にまとめます。
導入を検討している方が選定や運用で迷わないよう、具体的な利点と注意点をバランスよくお伝えします。
高速転送性能
内蔵SSDは高いシーケンシャル読み込み速度を発揮し、ゲームのアセットを瞬時に展開できます。
これによりロード時間が短縮され、ゲームプレイのテンポが改善されます。
| 指標 | 内蔵SSDの効果 |
|---|---|
| 最大読み込み速度 | 瞬時のデータストリーミング |
| 低レイテンシ | 遅延の少ないゲーム体験 |
| 高速書き込み | セーブやアップデートの短縮 |
表の指標が示す通り、内蔵接続は転送効率が高く、特に最新タイトルでその差が顕著になります。
PS5ネイティブ動作
内蔵SSDはPS5のネイティブ環境で動作するため、公式に想定された速度や機能をフルに活用できます。
互換性や安定性という観点で優位性があり、特定の機能は外付けでは利用できない場合があります。
- ゲームを直接プレイ可能
- 高速なロードとストリーミング
- セーブデータやアップデートの最適化
外付けSSDと比べて、内蔵はシステム側から最適化された挙動を期待できます。
ストレージ一体管理
内蔵SSDにすることで、システムのストレージ管理が一元化されます。
インストール先やメンテナンスが統一され、管理画面での操作がシンプルになります。
また、複数の保存先を切り替える手間が減り、ディスクの断片化や空き容量の把握が容易です。
結果として、日常的な運用負荷が下がり、ゲームに集中しやすくなります。
外付けSSDの利点
外付けSSDは手軽にストレージを増設できる方法として人気です。
配線はUSBケーブル一本で済み、特別な分解作業が不要な点が魅力です。
簡単な導入
外付けSSDはコンセントやUSBポートに接続して、PS5側で認識させるだけで使い始められます。
初めての方でも設定は直感的で、フォーマットやストレージ設定は画面の案内に従えば終わります。
PS4用ゲームの保存やメディアファイルの管理にすぐ使える点が便利です。
- USBに接続するだけ
- PS5でフォーマット
- 保存先を切り替え可能
- ソフトの移動が容易
持ち運び性
外付けSSDはポータブル性に優れ、ノートPCのバッグやゲームバッグに収まるサイズが多いです。
旅行先や友人宅に持って行って、プレイ環境を素早く再現することができます。
| 特徴 | 利用シーン |
|---|---|
| 小型軽量 | 持ち運び |
| USB給電対応 | 出先での使用 |
| 耐衝撃モデルあり | 移動が多い環境 |
複数機器での共有
外付けSSDはPS5以外の機器とも簡単に共有できます、例えばPCでバックアップを取ったり、別のPS5でデータを移したりできます。
ただし、使用前にフォーマット形式や互換性を確認する必要があります、機器によっては再フォーマットが必要になり得ます。
メディアファイルやセーブデータの受け渡しがスムーズで、環境を切り替える手間を減らせます。
共有用途を想定するなら、耐久性や外装の堅牢性も選定基準にすると安心です。
PS5対応SSD選びの基準
PS5のストレージ増設は単に容量を増やすだけではなく、性能や取り付け性も重要です。
ここではフォームファクタや転送速度、ヒートシンク、容量目安、耐久性という観点から選び方を整理します。
フォームファクタ
PS5が公式に対応しているのはM.2タイプのNVMe SSDで、通常は2280サイズが標準です。
長さや幅、高さの制約があるため、購入前にサイズスペックを必ず確認してください。
一部の大型ヒートシンク装着モデルは筐体に収まらないことがあるので注意が必要です。
転送速度(読み込み)
PS5では読み込み速度がゲームのロード体感に直結しますので、シーケンシャルリード性能に注目してください。
公式はある程度の速度基準を示しており、実効速度が推奨値を満たすことが重要です。
| 読み込み速度 | 用途と目安 |
|---|---|
| 5500MB/s以上 | ネイティブPS5タイトルの快適動作 将来のタイトル対応 |
| 4000〜5500MB/s | 一部の最適化タイトルで妥協可能 外付け用途向け |
| 〜4000MB/s | ゲーム保存用の予備ストレージ |
表の目安を参考に、実際のベンチマーク値やメーカー公表値を確認すると失敗が少なくなります。
ヒートシンク仕様
NVMe SSDは高負荷時に発熱するため、ヒートシンクの有無で安定性が変わります。
PS5内蔵スロットへ装着する場合は、ヒートシンクの高さが許容範囲内か確認してください。
既製品のヒートシンク付きモデルは取り付けが簡単ですが、サイズに注意して選ぶ必要があります。
容量の目安
必要な容量は遊ぶタイトル数や将来の追加購入計画によって変わります。
- 500GB 一部の大型タイトルを1〜2本保存できる
- 1TB 人気タイトルを複数保存できるバランス型
- 2TB〜 大量のタイトルを常時保持したい方向け
- 4TB以上 長期運用や共有ライブラリ向け
まずはプレイ環境や予算を考慮して、使い方に合った容量を選ぶことをおすすめします。
耐久性(TBW)
SSDの耐久性はTBWやメーカー保証で判断できますので、購入前にチェックしてください。
容量だけでなく、書き込み耐性が高い製品を選ぶと長期的に安心して使えます。
保証期間やサポート内容も製品ごとに差がありますので、総合的に比較されるとよいです。
増設前後の実務チェック
PS5にSSDを増設する前後は、単に差し込んで終わりではありません。
互換性やバックアップ、物理的な取り付け、動作確認を順に確認することで失敗を防げます。
ここでは実務的に押さえておくべきチェック項目を分かりやすく整理します。
互換性確認
購入前にまず確認したいのは、SSDがPS5と技術的に合致するかどうかです。
シーケンシャル読み込み速度やフォームファクタ、厚さなど、細かな仕様が合わないと装着できないか性能が出ません。
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 対応規格 | PCIe Gen4 NVMe M2 |
| 読み込み速度 | 推奨転送速度を満たすか |
| 物理寸法 | ヒートシンク込みの厚さが収まるか |
| メーカー情報 | メーカーのPS5対応表を確認 |
データバックアップ
増設や交換の前に、必ずデータの保全を行ってください。
不測のトラブルでセーブデータやダウンロード済みデータが失われる可能性があります。
- セーブデータをクラウドに同期
- 重要なスクリーンショットやビデオを外部に退避
- 大容量ゲームは事前に外付けへ移動
- バックアップ完了の確認
ヒートシンク取り付け確認
PS5はM.2スロットに収まる厚さ制限がありますので、ヒートシンクのサイズ確認は必須です。
購入時にヒートシンク付きモデルを選ぶ場合でも、取り付け後にカバーが閉まるかを事前にチェックしてください。
粘着パッドや取り付けネジの位置が干渉しないか、取り付け説明をよく読み、慎重に作業することをおすすめします。
動作試験
SSDを装着したら、まずPS5の設定画面で認識されるかを確認します。
PS5側でフォーマットが必要な場合は指示に従い、フォーマット後にストレージ管理で状態をチェックしてください。
続いて実際にゲームをインストールし、起動とロード時間を確認します、長時間のプレイで温度上昇や動作異常がないかも観察してください。
必要であれば、数日間使ってから再度動作確認を行い、安定性を確かめると安心です。
導入後の運用と次の一手
導入後は定期的なメンテナンス方針と運用ルールを決め、無理なく管理することが大切です。
温度や空き容量、SSDのヘルスはPS5の設定画面で確認し、ファームウェアやゲームの更新を欠かさないようにしてください。
PS5専用タイトルは内蔵SSDに、PS4や保存目的のデータは外付けに振り分けると快適に使えます。
定期的なバックアップとクラウドセーブの確認で、データ消失に備えてください。
将来の拡張を見据え、容量の目安やTBWを定期チェックして買い替え計画を立てると安心です。
最後に、温度対策やヒートシンクの点検も忘れずに、長く安定した環境を維持してください。

